AMPについては様々な意見がありますが、筆者が参加した会議ではSEOとの関係性を信じる意見が出されました。というのも、CTRの向上にAMPが貢献したからです。さて、AMPより重要だと思われるのが信頼性の話です。信頼性が何に影響しているのかと思われるかもしれませんが、SEOとの関係性は疑いようがありません。実はこの「信頼性」をめぐる議論はそれほど古いものではなく、始まったのは2018年のことです。そのころにYMYLといったシグナルが出てきたのです。YMYLとは、サイトの情報が人の幸福や安全、財産等に影響していることを意味します。またEATという概念もありますが、こちらは専門性、権威、信頼をいみする頭文字です。オーサーは専門家なのか、オーサーの評価は高いのか、信頼できる情報があるのか、といった視点です。これらの基準が重視されたことで、当て嵌まらないサイトが次々と姿を消していきました。ですから信頼性は相当重要であることが分かります。重要性の話をしたのですから、今度は権威性についてもお話ししておきましょう。簡単に言ってしまえば、素人が言っても説得力がありませんよということです。グーグルはこの種のサイトを無視し始めたわけです。このことから、誰がオーサーであるのか、誰が制作者であるのかといった問題が重要になったことが分かります。悲しい話ですが、素人の作ったサイトは見向きもされなくなったのです。権威は生まれつきのものではありません。努力次第で身に付けられるものです。例えば無職の人であれば働き始めれば信用されるようになります。インタビューを受ければ皆が一定の評価を下します。自分の専門分野を作り、そこでの研究結果を公開すれば一目置かれます。実践しましょう。